銀ブラ
Sun. Sep.17, Cloudy/Rain.
昼過ぎ、あてもなく銀座の歩行者天国を歩く。数10年前、マクドナルド日本1号店がこのあたりにできたころ、家族で歩いた記憶を思い出す。初めてマックシェイクを飲んで、こんなうまいもんが世の中にあるんだとびっくりした。ビッグマックは高嶺の花だった。
シネパトスを通りかかると、ちょうど「太陽」が始まったばかりだったので、入ってみる。物語としては眠たいものだったけど、イッセー尾形の芸は堪能できた。彼とマッカーサーの対話は、本当にあんな風だったのかなと思わせるものがあった。
近くの矢場とんで飯を食った後、Ito-yaに寄って、写生会用にA4のスケッチブックと水彩色鉛筆セット(12色の鉛筆と鉛筆削りと水筆ペンが入って1050円)を購入。
さてどうなることやら。
Gapless
iTunes 7がリリースされて何が嬉しいかってえと、もちろん映画やゲームのダウンロード のわけはなく、やっとギャップレス再生に対応してくれた点だ。今まで曲間がブツ切りにされていた James Brown Show(ほぼ全曲メドレー)やらベト#5の3-4楽章やらアビーロードのB面が、やっとまともに聴けるようになった。iPodではまだ継ぎ目がわかるけど、シーケンシャルMTでシフトアップする時みたいな今までの失速感に比べれば、全然マシっす。
ナカタク/月見の宴
木曜、職場連中と「中目卓球ラウンジ」に初見参。すげー分かりづらい場所にあるけど、居心地いい店ですなー。ビールに赤ワインの入ったミニグラスを沈める「中卓パンチ」がうめっす。4人くらいでまったり飲みつつ、たまにダブルスでゲームするのがよさげ。
9月の週末でもっとも満月に近い16夜の土曜、月見会を企画。しかし梅雨のような曇り空に阻まれ、お月様は拝めず。自然相手に勝つ事は難しいが、おでんと松茸おにぎりの夕食+上海月餅と濃茶の茶会を堪能したのだった。
しかし自分で作っときながらなんだけど、僕は松茸よりエリンギのが好きだな。そいえば河豚もフカヒレも大してうまいと思った事はない。つくづく人間が安く出来てるらしい。
biker in the night
下丸子で用があり、自転車で多摩川を下る。多摩川の川崎側の堤上にはサイクリング道路が舗装されて在り、こいつは川崎市の行ったインフラ整備の中でも、優れた事業の一つである。
帰りはすっかり日も落ち、夜になってしまう。ライトを持ってくるのを忘れたので、無灯火のまま多摩堤を上って帰る。自動車道路から漏れる薄明かりを頼りに、鈴虫やらコオロギの鳴き声を聞き、草の匂いを嗅ぎ、風を受け、太腿に快い抵抗を感じながらペダルを漕ぐ30分は、なんだか懐かしい時の間にいた。
茶仙人
天気のよい昼休み、茶仙人は丸の内にやってくる。
そうして華やかな仲通りを避けるように、ビルの谷間で小さな店を開く。よほど注意深くないと彼の存在には気づかないので、めったに客の姿はない。
近くのビルに働く僕らは通りすがりに彼を見かけるたび、
”あれはきっと仮装した皇宮警察に違いない” とか”服部半蔵の手の者であろう”などと噂していた。
でもどうしたものか心に引っ掛かってやまれず、ある日僕は彼に茶を所望した。無心に街を眺めていた茶仙人は、我に返ったように僕を見て、その場で烏龍茶をいれ始めた。
茶仙人のいれる烏龍茶は口当たりがやわらかく、ほのかに甘い香りもして、いい紅茶を飲んでるような気分になる。コンビニで買うペットボトル烏龍茶の酸っぱく尖った味とは、何かが違う。
ささやかながら、圧倒的に。
再開発のたびどんどん空虚になっていくこの街の日常で、茶仙人と彼のいれるお茶は、とても貴重な存在になってしまった。そしていつか彼がフッと現れなくなる日を予感するたび、僕はとても寂しくなってしまう。






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